不登校から大学進学するには!進路に悩んでるなら通信制高校

不登校から大学進学するには!進路に悩んでるなら通信制高校

不登校から大学進学するには!進路に悩んでるなら通信制高校

不登校で学校に行けないけど、いずれは大学へ進学したいと考えている人も多いのではないでしょうか?

しかし「不登校でも大学受験ってできるの?」「不登校だったことが受験で不利になるのでは?」と悩んでしまい、諦めてしまう人も少なくないようです。

この記事では、不登校から大学に進学するための方法について紹介しています。

大学進学に向けてどのようなサポートを受けたらいいのか、どのような学習方法なら不登校をカバーして大学へ進めるかなど、有益な情報が満載です。

大学進学を目指す方や親御さんにとって、少しでも前向きになれるヒントが見つかれば嬉しく思います。

また、関連記事として、不登校や引きこもりの学生に対して親がやってはいけない行動について、「不登校や引きこもりの親が実はやってはいけない行動6つ」にて解説しているので、是非一度目を通してみてください!

不登校でも大学進学はできる?

不登校でも大学進学はできる?

結論からいうと、現在不登校であっても大学へ進学することは十分に可能です。

また、すでに高校を中退してしまった人でも、これから大学進学を目指すこともできます。

しかし学習面の遅れや出席日数については、しっかりと対策を立てて補う必要があります。

さらに近年は入試制度が多様化しており、大学進学に向けた正しい知識を身につけ、受験にチャレンジすることが重要です。

大学進学には2つの条件がある

大学進学には2つの条件がある

大学を受験するには、以下のどちらかの条件を満たさなければなりません。

  • 高校卒業の資格を取得する
  • 高認試験に合格する

それぞれの条件について、詳しく解説していきます。

高校卒業の資格を取得する

高校を卒業するためには、学校が定めている単位数を習得して全課程を修了する必要があります。

その際、学力を判断するテストの結果も大切ですが、授業に出席できているかも大きなウエイトを占めます。

つまり学力があっても、遅刻や欠席が多いと卒業できない可能性があるということです。

不登校で学校に行けない場合は、必然的に卒業がむずかしくなり、場合によっては留年してしまうケースも考えておかなくてはなりません。

高認試験に合格する

高校を卒業できなくても、8月と11月の年に2回行われる「高等学校卒業程度認定試験(高認試験)」に合格すれば、大学受験の資格が得られます。

受験は16歳になる年度であれば受験できますが、合格者と認められるのは「満18歳になる年度」です。

なお1科目ずつ受験できるので、コツコツ勉強すれば取得するのもそれほどむずかしくはないでしょう。

しかし注意しなくてはならないのが、途中で進路を変え大学に進学しなかった場合、高認試験に合格しても最終学歴が「中卒」になるということです。

これは就職活動でも不利になってしまうため、公認試験を受けようと考えている方はしっかりと計画を立て、大学に進学するようにしましょう。

不登校から大学進学する4つの方法

不登校から大学進学する4つの方法

不登校から大学進学するための方法は、以下の4つです。

  1. 転入・編入して高校を卒業する
  2. 今の学校を辞めて高卒認定を受ける
  3. 出席認定してもらい今の学校を卒業する
  4. 通信制高校に通う

では、それぞれ詳しく解説していきましょう。

転入・編入して高校を卒業する

今の学校が合わない、もしくは不登校を解消できないのなら、違う高校に転入・編入して卒業するのも1つの方法です。

転校した場合は、前の学校で取得した単位を引き継げるので、これまで学んできた分は無駄になりません。

また転入はいつの時期でも受け入れているのに対し、編入は時期が限定されていることが大半です。

まだ高校に籍があるなら、転入を選択して、ブランクを空けずに別の高校へ籍を移しましょう。

出席認定してもらい今の学校を卒業する

学校に行かない代わりとして、フリースクールなどに通っている場合は、それを出席扱いしてもらう方法もあります。

以下は、文部科学省が不登校児童生徒への支援として提示した内容です。

『不登校児童生徒の中には,学校外の施設において相談・指導を受け,社会的な自立に向け懸命の努力を続けている者もおり,このような児童生徒の努力を学校として評価し支援するため,我が国の義務教育制度を前提としつつ,一定の要件を満たす場合に,これらの施設において相談・指導を受けた日数を指導要録上出席扱いとすることができることとする。』

試験をクリアし、校長先生の承認を得て学校外の活動を出席扱いしてもらえれば、不登校でも卒業できる可能性が高いということです。

ただし、出席認定をもらうには、以下の要件を満たしている必要があります。

  1. 保護者と学校との間に十分な連携・協力関係が保たれていること
  2. 当該施設は,教育委員会等が設置する教育支援センター等の公的機関とする
  3. 公的機関に通うことが困難など不具合がある場合は、民間の相談・指導施設も可  ただし適切かどうかは校長や設置者である教育委員会と連携をとって判断する
  4. 当該施設に通所又は入所して相談・指導を受ける場合を前提とする。

出席認定に関しては校長によって判断が異なるため、詳しくは学校と話し合って進めるようにしましょう。

今の学校を辞めて高卒認定を受ける

先述した通り、高校に行かなくても高卒認定に合格すれば、大学受験することが可能です。

これまで高校に通って取得した単位に関しては、その科目を免除してもらえる場合があるので確認してみましょう。

ただし念を押すようですが、大学進学しなければ、最終学歴は「中卒」になることを忘れないでください。

中卒になると就ける職業も少なく、高卒に比べて就職で不利になってしまいます。

通信制高校に通う

通信制高校は自宅での自主学習で高校卒業を目指すため、不登校に悩む方にピッタリの方法です。

オンライン授業やレポート学習をしながら、年に数回のスクーリングをこなして高卒の資格が得られます。

通信制高校でも、全日制高校と同じように74単位の修得が必要ですが、1年間に取得する単位を自分で決められるのも通信制高校のメリットです。

そのため通信制高校に「留年する」という概念がなく、自分のペースで学習を進めながら高校卒業を目指せます。

また、不登校に関する悩みについての専門家の意見が「不登校に関する悩みのを専門家が解決します!不登校のタイプはどのタイプ?」にて書かれていますので、是非一度目を通してみてください!

大学進学に通信制高校をおすすめする理由

大学進学に通信制高校をおすすめする理由

大学進学を考えている不登校の方に、通信制高校をおすすめする理由について解説します。

通信制高校にも「公立」と「私立」がありますが、不登校の方は卒業へのサポートが手厚い私立の通信制高校がおすすめです。

ここで解説している理由については、私立の通信制高校を対象にしていますので、チェックしてみてください。

不登校児のサポート実績が豊富

私立の通信制高校には、スクールカウンセラーや社会福祉士など、不登校児童をサポートする専門家が常駐していることが多いです。

悩みを相談できる人がそばにいるため、安心して学校生活を送ることができ、不登校でも高校を卒業できます。

また私立の通信制高校は、スクーリングの頻度を自分で決められる学校がたくさんあります。

「学校に慣れるまでは週2回登校したい」

「年に5日ほどのスクーリングで済ませたい」

「不登校を解消できたら毎日登校したい」

など、生徒の体調や希望によって通学スタイルが決められる仕組みです。

スクーリングについては学校ごとに変わるので、よく調べてから決めるようにしましょう。

学習の遅れをカバーできる

不登校の方、また小中学校で不登校だった方は、学習の遅れも気になるところだと思います。

通信制高校では「少人数制の授業」や「個別学習」など、個人のレベルに応じた学習を展開しています。

中学での学習にさかのぼって指導を受けられるため、基礎を理解した上で大学受験に向けて準備を整えることが可能です。

中学レベルの学習を見直してくれる学校は限られていますので、学力に自信がない方にも強くおすすめできます。

同じ悩みを持つ友だちがいて心強い

不登校の場合は、友だちができにくい、もしくは人間関係を築くのが苦手な方も少なくないでしょう。

とくに全日制高校は毎日の登校が基本になるため、学校に来ていない生徒は目立ってしまいます。

通信制高校は不登校の生徒が集まりやすく、同じ悩みについて共感し合える関係を築きやすいのが特徴です。

登校回数が少なくても、文化祭などのイベントを通じて仲良くなれるので、「自然に友だちができていた」と話す生徒もたくさんいます。

また「通信制高校の仲間と起業した」「通信制高校で一生の友だちができた」などの口コミもあげられており、不登校でも過ごしやすい環境だということが理解できます。

家庭以外の居場所ができる

不登校になると、家族以外の人と接する機会がほとんどなくなってしまいます。

そうなると回復がむずかしくなり、大学進学しても不登校を繰り返してしまう可能性も少なくありません。

通信制高校では不登校でも卒業できるカリキュラムを設け、周囲がしっかりとサポートして不登校を乗り越えられる環境を整えています。

家族以外と関係を築く、友だちや先生とコミュニケーションをとることで、自信を取り戻した生徒も1人や2人ではありません。

さらに学業以外の専門コースを用意し、美容やファッション、アニメ、声優、タレント、ダンス、プログラミングなど、興味のある分野を専門的に学べる通信制高校もあります。

このような環境で過ごすことで、自然に将来の目標や夢が見つかり、不登校を解消することも期待できます。

大学進学に特化した専門コースがある

通信制高校から大学進学できるか不安な方もいるでしょう。

近年は大学進学が当たり前の時代になってきており、通信制高校でも大学進学クラスを設けている学校が増えています。

大学進学クラスでは、塾の講師を招いて特別授業を行なったり、少人数制やマンツーマンで授業を行なったりして受験対策を行なっています。

通信制高校から国立大学や有名私立大学に進学した生徒は多く、各学校のWEBサイトでも進学先が紹介されています。

気になるのは、「受験勉強のプレッシャーに耐えられるか?」「自主学習でモチベーションは維持できるか?」といった、不登校や通信制高校ならではの問題でしょう。

通信制高校では、進路指導はもちろんのこと、メンタルケアにも徹底して力を入れています。

さらに指定校推薦のある通信制高校も増えてきていますので、一般入試では合格が厳しい大学でも入学できるチャンスに恵まれるでしょう。

不登校で悩んでいるなら通信制高校で大学進学を目指そう!

不登校で悩んでいるなら通信制高校で大学進学を目指そう!

不登校から大学進学を目指している方に向けて、さまざまな選択肢を紹介してきました。

不登校の問題は非常に深刻で、学校に行けない生徒は毎年増え続けているのが現状です。

つまり、「不登校で悩んでいるのはあなた1人ではない」と認識して、将来について前向きに考えてみましょう。

通信制高校では学習サポートだけでなく、メンタルケアにも力を入れて高校を卒業できるようなカリキュラムが組まれています。

また大学進学クラスでは、個人に合わせた指導プログラムを作成し、大学受験に向けて基礎から学べる環境も整えられています。

不登校を抱えながら大学進学を目指すなら、手厚いサポートが受けられる私立の通信制高校がおすすめです。

まずはどんな通信制高校があるか情報を収集して、自分に合った学校探しからはじめてみましょう。

また、通信制高校に通う学生の一日について、「通信制高校生の1日密着!リアル生活を紹介」にて解説しているので、是非一度目を通してみてください!

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