絵本作家とは、物語を考え、絵を描き、絵本として作り上げる仕事のことです。
現在では子供向けの絵本だけではなく、大人向けの絵本まで幅広い作品が出版されていて、多くの年代の方に支持されて需要が高まってきています。
そんな魅力ある絵本作家になるには、コンクールに応募する以外にどのような方法があるのでしょうか?
この記事では、人気のある有名な絵本作家の収入事情についても紹介していきます。
絵本作家になるには?

絵本作家になるにはどのような手段や方法があるのか、考えたことはありますか?
コンテストに応募し受賞すれば必ず絵本作家になれる、という決まった道筋があるわけではありませんが、絵本作家としてデビューに近づく方法を紹介していきます。
コンクールで入賞する
絵本作家になるには、誰もがイメージするのが絵本のコンテストやコンクールなどに応募し、賞をとることではないでしょうか?
絵本作家を発掘するために様々な出版社が絵本の作品を募集しているので、そこで応募し大賞を受賞すれば出版することも可能です。
絵本作家を目指す人が大勢応募するので倍率は高いと言えますが、自分の実力を試す意味でも賞に応募してみるのも良いかもしれません。
出版社に作品を持ち込む
絵本作家になるには、コンクールに応募する以外に直接出版社に作品を持ち込むという方法もあります。
ただし、作品を持ち込んだからといって必ずしも編集者に目を通してもらえるわけではありません。
出版社に持ち込んで絵本作家になるには、しっかり自分と作品をアピールする努力が必要と言えるでしょう。
養成学校や事務所に所属する
絵本作家になるには、絵本作家の養成学校に通ったり、絵本作家が所属する事務所に入ることも1つの方法です。
養成学校や事務所に所属することで、出版社や編集者とコネクションを手に入れることも可能です。
絵本作家になるには、多少のコネクションやツテも必要になってくるので有利に働きそうですね。
しかし、受講・加入に費用がかかることもあるので注意が必要です。
絵本を自費出版で製作する
コンテストやコンクールに応募したり、編集者とコネクションがなくても、自費出版として自分で絵本を制作することは誰にでも可能です。
アマチュアであっても、自費出版からスタートし作品がヒットして出版社から声がかかりデビューに至った絵本作家もいます。
ただ、自費出版となると費用も掛かってくるのがデメリットと言えますが、本気で絵本作家になるにはうってつけの方法かもしれません。
電子書籍として出版する
最近では、絵本も電子書籍化が進んでいるそうです。
電子書籍は安価で出版できることもあり、自費出版で絵本を制作するよりも安価で出版できることが最大のメリットと言えるでしょう。
また、まだ電子書籍は普及したばかりですので、賞に応募したり出版社に持ち込むよりも編集者の目に留まりやすいのではないでしょうか?
インターネットが普及している現代ですから、有名作やヒット作を生み出せる可能性も少なくないかもしれませんね。
絵本作家になるには、形にとらわれず視野を広げることも大事と言えるでしょう。
絵本作家の収入について
絵本作家は基本的にフリーランスなので、絵本作家を専業としている作家は少なく、多くの作家は兼業しているのが実態です。
そんな絵本作家の収入源についてをまとめてみました。
絵本作家の主な収入源
基本的に絵本作家の収入源は「原稿料」と「印税」になります。
原稿料とは、絵本を作成し納品する際に発生する金額で、出版社や企画内容、文章量や作家のキャリアで金額は左右されます。
その額はおよそ4,000~50,000円と、大幅に変わってくるようです。
絵本作家の印税とは
「印税」とは著作権使用料のことを指します。
絵本の印税は、小説等の文学作品同様、単価の10%が基本となります。
しかし、絵本は小説の場合と異なり、何10万部~何100万部と売れるわけではないこと、発行部数も少ないことを念頭に置いておかなくてはなりません。
デビュー間もない新人絵本作家の場合だと、印税のみの収入で生活するには厳しい世界かもしれません。
ただ、絵本がヒットすれば長期的に売れ続ける可能性も低くはありませんので、長い目で絵本と向き合わなければいけないと言えるでしょう。
有名で人気のある絵本作家は?

それでは絵本作家で有名な、人気のある人物を紹介していきたいと思います。
また、人気絵本作家の収入がどれくらいなのかも、併せて参考にしてみてください。
人気の絵本作家「五味太郎」
現在まで400冊以上の絵本を手掛けている有名絵本作家の五味太郎さん。
そんな五味太郎さんの代表作は何といっても「きんぎょがにげた」ではないでしょうか?
今でも根強い人気の作品である「きんぎょがにげた」は264万部を突破しており、この有名作品だけみても印税は2億1,120万円といわれています。
さらに五味太郎さんは400冊以上絵本を発行していますし、「きんぎょがにげた」以外にも有名で人気の作品はたくさんありますので、収入は相当なものと伺えますね。
人気の絵本作家「やなせたかし」
日本で知らない人いないであろう、「アンパンマンシリーズ」で有名なやなせたかしさん。
子供にはもちろん、大人まで楽しめるアンパンマンは大人気の絵本でもあり、アニメにまでなっている有名作品ですよね。
そんなやなせたかしさんの全収入、遺産は400億円にも上ると言われています。
収入源は絵本の印税だけでなく、アニメやキャラクターの使用料なども含まれているそう。単純にすごいですよね。
人気の絵本作家「なばたとしたか」
「こびとづかん」で一躍有名になった人気絵本作家のなばたとしたかさん。
シリーズの累計発行部数はなんと270万部を超えており、子供たちだけでなく大人にも人気が爆発した事は記憶に新しいです。
こびとづかんはアニメ化やキャラクターグッズも発売され、とても人気がありましたし、印税以外にも収入は多いと予想できます。
人気のある絵本作家になるには?有名な絵本作家の収入まとめ
絵本作家になるには、コンクールやコンテストに応募する以外にも様々な手段や方法があります。
決まったルートがない絵本作家への道は、自分で切り開いていく必要がありそうですね。
また、有名な人気作家の収入事情についても紹介してみたので、絵本作家になるためのモチベーションになれば嬉しいです。
今や子供だけのものではなく、大人にも親しまれている絵本の仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか?
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