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高卒で消防士になるには?試験の難易度・倍率や採用合格のための勉強の仕方をご紹介

更新日:2024-02-22

高卒で消防士になるには?試験の難易度・倍率や採用合格のための勉強の仕方をご紹介

火事や災害の現場で消火活動や人命の救助を行う消防士

消防士は警察官と同様に公安職になりますが、特に正義感の強い方にとっては憧れの職業でもあります。

皆さんの中には将来実際に消防士を目指している方もいると思います。

そこで、高卒でもなれるのかということも含め、消防士のなり方や試験の難易度、勉強法を紹介します。

消防士(消防官)になるには?試験の難易度や合格率・採用倍率を紹介

 

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消防士とは

皆さんもご存知の通り、消防士、もしくは消防官は、各地方自治体に設置されている消防署に所属し、街の平和と安全を守る職業です。

一言に消防士といってもいくつかの役職があり、実際に消火活動を行う「消防隊員」、火災現場に突入し人命の救助に当たる「救急救命士」、負傷者を手当したり病院へ搬送する「救急隊」が挙げられます。

火事や災害の現場というのは何が起こるか分からないため、人命を助けるために消防士は毎日厳しい鍛錬を行っています。

また、火事や災害というのはいつ、どこで、どのように起こるのか予測が不可能であるため、消防署には常に必ず消防士が駐在することになり、24時間勤務、非番日、週休日と交代制の勤務体系になります。

消防士は男性職業であるというイメージが強いですが、特に性別は関係ないため女性でもなることができます。

レスキュー隊と消防士の違いはどこにある?受ける訓練や年収は変わる? 

消防士のおもな仕事内容

消防士のおもな仕事内容

消防士のおもな仕事内容には以下のものが挙げられます。

消火活動・火災調査

消防士のメインとなる仕事は消火・救急活動です。

鎮火することはもちろんですが、高層階に取り残された人の救出のための「はしご隊」、水難事故に遭っている人を救助する「水難救助隊」など、災害において人命を救助するあらゆる任務があります。

なかには自信の命の危険もともなう状況もあるため相当な覚悟が必要です。

火災の予防指導

消防士は消火活動だけではなく、そもそも火災を引き起こさないといった予防指導も業務の一環となっています。

たとえば防火設備の検査を行う「消防同意・建物検査」、建物や店舗に立ち入り消防設備の状況を検査する「防火査察」、火災の原因や損害を調査する「火災調査」などの業務などが挙げられます。

学校や施設などでも実際の火事を想定した訓練などをおこなうこともあります。

災害時の救助・救援

火事だけではなく、山岳や海、災害後の現場などあらゆる場所における人命救助も消防士の仕事です。

体力はもちろんのことですが、幅広い知識や知能、そして臨機応変な対応力などが求められます。

急病人の搬送

意外に思うかもしれませんが、消防士も救急隊として救急車両に乗り込み、医療機関に搬送する救急業務も担っています。

救急車の必要性や件数も増えていることから年々需要も高まっている業務となります。

体力だけでなく、医療知識や蘇生技術といったより専門的な知識が必要となります。

高卒でも消防士は目指せる?消防士になる方法

結論から言うと、高卒でも大卒でも消防士はなれます。

しかし消防士になるには、各自治体が実施している「消防士採用試験」に合格しなければいけません。

消防士は基本的に地方公務員に分類されるため、募集や採用も各地方自治体で行うことになるので働きたい自治体のホームページをチェックするようにしましょう。

試験もそれぞれの自治体によって異なりますが、基本的には「Ⅰ類」の大学卒程度、「Ⅱ類」の短大卒程度、「Ⅲ類」の高卒程度、専門系といったものに分かれます。

たとえば東京消防庁の場合、第一次試験では教養試験・論文試験(Ⅲ類のみ作文試験)、適性検査をおこない、第二次試験では身体・体力試験と面接といった構成になっています。

なお令和6年の採用では、受験年齢の上限を36歳未満としているのでそのあたりも考慮しなければいけません。

参照:東京消防庁採用情報サイト

消防士採用試験の概要や難易度

消防士採用試験には「Ⅰ類」、「Ⅱ類」、「Ⅲ類」と「専門系」の4つの区分に分かれますが、「Ⅰ〜Ⅲ類」はあくまでも試験の難易度を示すものであり、学歴を区分するものではありません。

そのため、学歴が高卒であっても「Ⅰ類」、「Ⅱ類」の試験を受験することができます。

また「専門系」に関しても高卒でも受験可能ですが、法律、電器、建築、電子、通信、理系科目の専門知識が問われるため、高卒の方にとっては非常に難易度の高い試験となります。

また、消防士の職務を行う上でそれほど学歴は重視されませんが、受験した試験の区分によって初任給や昇格、昇進などに影響するため、当然「Ⅰ類」もしくは「専門系」の方が高待遇を受けられるといった違いがあります。

つまり消防士になるのに学歴は関係はないものの、待遇や試験の通りやすさなどを考えると高卒より大学を卒業し、それ相応のレベルの試験を受験するのがおすすめだといえるでしょう。

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高卒と大卒の消防士を比較

高卒でも消防士になることはできますが、大卒や短大卒から消防士になる人とは待遇や給与面で違いがあります。

そこでここでは、高卒と大卒の消防士についてさまざまな面で比較してみました

採用枠

募集している自治体によっても異なりますが、高卒と大卒とでは消防士試験の際の募集人数に差があるケースがあります。

例えば東京消防庁の職員募集では、大卒であるⅠ類では300人程度に比べて、高卒であるⅢ類は200人程度と少なめです。

その年度の倍率にもよりますが採用枠の多いところであればその分、受かる確率も上がります。

試験内容

大卒と高卒とでは、第1次試験の教養試験の試験内容に違いが見られます。

試験範囲に違いはないものの、大卒は大学卒業程度、高卒は高校卒業程度など求められるレベルが異なります。

また論文の場合、大卒のⅠ類は論文試験、高卒のⅢ類は作文試験となっています。

論文は社会問題や時事問題といったテーマに対する考え方、作文は消防士として働くことを想定した内容のものが問われる傾向にあります。

仕事内容

大卒でも高卒であっても消防士として採用されれば、基本的に仕事内容に違いはありません。

ただし昇進の速さに違いがあり、大卒の消防士が管理職に進む傾向があるといわれています。

一方で、特殊な救助部隊では高卒者が若いうちから経験を積みやすく、35歳や40歳が上限の場合もあることから高卒者が有利といった声もあります。

収入面

消防士の初任給は全国で見ても、高卒よりも大卒の方が高い傾向にあります。

自治体によっても異なりますが、おおよそ4~5万円程度の差があるといわれています。

また消防士は年功序列で昇進・昇給するため、先にも述べたように大卒の方が昇進スピードが速いです。

しかし昇進試験を受ける場合、高卒でも大卒以上の階級を獲得できるケースも大いにあります。

消防士の試験内容

消防士になるには採用試験にパスしなければいけません。

また消防士の試験内容や試験日は自治体によって異なります。

ここでは、令和2年の東京消防庁の採用試験案内を例に消防士の試験内容についてご紹介します。

なお試験内容は年度によって替わる場合もあるので必ず受験する年度の募集要項をチェックするようにしましょう。

1次試験(教養試験)

1次試験の教養試験では5肢択一式で、45問を2時間かけて解答します。

【知能分野】

  • 文章理解
  • 英文理解
  • 判断推理
  • 空間概念
  • 数的処理
  • 試料解釈

【知識分野】

  • 人文科学:国語、歴史、地理
  • 社会科学:法学、政治、経済、社会事情
  • 自然科学:数学、物理、化学、生物

教養試験の点数が一定に達しないと次の論文試験の採点が行われないので、しっかり対策する必要があります。

1次試験(論文試験)

高卒が受験するⅢ類では作文試験があり、1時間30分で約800~1,200文字程度を書きます。

出題テーマは様々ですが、消防士としての自身の考え方を問われる内容のものが多い印象です。

過去問を公開しているところやテキストなどもあるので、確認しておくことをおすすめします。

適性検査

東京消防庁の適性検査では、「クレベリン検査(簡単な足し算を制限時間内におこなう)」「性格診断」がおこなわれます。

教養試験などの知能や知識を問われるものというよりは、人物を分析するのが目的となっています。

第2次試験(身体・体力検査)

東京消防庁の第2次試験はおもに身体・体力検査と面接を受験することなります。

身体・体力検査は大卒・高卒関係なく、以下の基準が設けられています。

項目 男性 女性
身長 おおむね160cm以上 おおむね155cm以上
体重 おおむね50kg以上 おおむね45kg以上
胸囲 身長のおおむね2分の1以上 身長のおおむね2分の1以上
視力 視力(矯正視力を含む)が両眼で0.7以上、かつ一眼で0.3以上あること。なお、裸眼視力に制限はありません 視力(矯正視力を含む)が両眼で0.7以上、かつ一眼で0.3以上あること。なお、裸眼視力に制限はありません
色覚 消防官として職務執行に重大な支障がないこと 消防官として職務執行に重大な支障がないこと
聴力 正常であること(オージオメータによる純音聴力検査を実施します) 正常であること(オージオメータによる純音聴力検査を実施します)
肺活量 おおむね3,000cc以上 おおむね2,500cc以上
体力検査 1km走、反復横とび、上体起こし、立ち幅とび、長座体前屈、握力、腕立て伏せにより、体力を測定します 1km走、反復横とび、上体起こし、立ち幅とび、長座体前屈、握力、腕立て伏せにより、体力を測定します

とくに視力に関してはメガネやコンタクトをしていても問題ありませんが、肺活量や体力検査に引っかかてしまうと落ちてしまうおそれがあるので注意が必要です。

消防士になるには筆記試験対策ではなく、体力面も考慮しなければいけません。

第2次試験(面接)

消防士試験の第2次試験では面接もおこなわれます。

質問内容は固定ではないものの、消防士として働く意志の強さを問われます。

消防士試験対策のテキストやサイトでは過去に聞かれた質問がまとめられていたりするので、参考程度にチェックしておくといいでしょう。

参照:東京消防庁採用情報サイト

消防士(消防官)になるには?試験の難易度や合格率・採用倍率を紹介

消防士の収入相場

総務省によると、消防士の平均基本給月額は約335,532円で、平均給与は約400,344円、年収で言うと平均役635万円程度だとされています。

また消防士の年収は階級によっても異なり、階級が上がれば給与や年収が比例して上がる仕組みとなっています。

東京都総務局人事部が発表する「等級及び職制上の段階ごとの職員数」によると、消防士のなかでも最も高い階級だとされる消防監や消防正監、消防総監といった階級なら平均年収は1,000万円以上だといわれています。

また消防士長のなかだと、400万~700万円などバラつきのさがおおきいというでーたもあります。

バラつきがある理由として考えられるのは、消防士長の中では年齢差があるからです。

参照:総務省 東京都総務局人事部

消防士の待遇・手当

消防士の手当てには、期末。勤勉手当、扶養手当、住居手当、通勤手当といった制度があり、大学院修了者や採用前に職歴がある人には一定の基準により加算されるケースがあります。

また消防士は待遇面も充実しており、以下の休暇や休業があります。

以下は東京消防庁が公表するものになります。

  • 出産支援休暇
  • 育児時間、育児参加休暇
  • 子どもの看護休暇
  • 妊娠出産休暇
  • 育児休業
  • 部分休業
  • 育児短時間勤務
  • 慶弔休暇
  • 夏季休暇
  • ボランティア休暇
  • 長期勤続休暇

上記のように、消防士は仕事や育児とも両立できるような制度が整っているので、男女問わず目指しやすい職業だということが分かります。

ほかにも福利厚生施設の利用やストレスケア・相談窓口の開設なども用意されています。

ちなみに勤務時間は8時30分~17時15分、1年間に20日の年次有給休暇が付与されます。

参照:東京消防庁採用情報サイト

高卒で消防士になるメリット

高卒で消防士になるメリット

高卒から消防士になるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

高卒で消防になるメリットには以下のものが挙げられます。

体力があるうちに経験を積める

消防士は体力勝負といっても過言ではありません。

したがって、高卒という体力的にもまだ余裕のある年齢から経験を積めるといったメリットがあります。

実際、大学に進学してもスポーツ系のサークルなどに入っておらず、高卒者との体力の違いに圧倒されるといったケースも珍しくありません。

消防士になりたいといった意志が強いのであれば、なるべく早く目指すことがおすすめです。

地域に根ざして安定して働ける

消防官は人手不足といった面もあることから、よほどのことがなければ辞めさせられる心配はありません。

また火災など人命救助を目的とした消防士は、住民がいる限りなくなることもないので将来性もあります。

したがって、地域に根ざして長い間安定して働けるというメリットがあります。

また消防士は地方公務員に属することから、全国転勤の可能性が限りなく低いのもポイントです。

同世代よりも年収が高い

先にも述べたように、消防士の仕事は年収600~700万円といわれていることから、同世代の民間企業で働くよりも高収入を期待できるメリットがあります。

各種手当や賞与、職能給なども加算され、休暇や福利厚生なども充実しています。

しかし消防士は命に係わる仕事でもあるので、稼ぐことのみを目的にしてしまわないようにしましょう。

高卒で消防士になるデメリット

高卒で消防士になるには以下のようなデメリットやリスクもあるので注意が必要です。

高卒で消防士になるデメリット

命の危険にさらされるリスクがある

消防士の仕事は災害救助や消火活動がメインとなることから、他の民間企業よりも命の危険にさらされるリスクが高いといったデメリットがあります。

実際、総務省消防庁のデータによると、消防士として1年間働いていると約1%の確率で何らかの負傷をするといった結果もあります

どれだけ体力に自信があったとしてもケガや死亡への可能性はあるので、生半可な気持ちでチャレンジするのは危険です。

参照:総務省消防庁 

男性比率が圧倒的に多い

今でこそ消防士は女性もいますが、それでもやはりまだ男性比率の高さは否めません。

また体力勝負の成果であることから体育会系の独自の文化があったり、上下関係が厳しいといった面もあります。

もちろんいい面もありますが、雰囲気が合わないといった方や体力に自信がないといった方はほかの道を選ぶことをおすすめします。

ほかのキャリアを諦めなければいけない可能性がある

必ずではありませんが、消防士で培ったスキルや経験はほかの職種や業界で活かしにくいといったデメリットがあるの注意が必要です。

実際、消防士からほかのキャリアへの転職は難しいともいわれています。

もし「ほかの仕事も経験してみたい」といった気持ちが少しでもあるのであれば、ほかの公務員を目指すのも検討してみて下さい。

消防士に必要な能力・スキル

消防士として必要なスキルはずばりスタミナが必須です。

特に実際の火災現場に突入する消防隊にとっては足場の悪いところをよじ登る、瓦礫をどかす、火の中で捜索するといった想像以上にハードな業務内容になります。

時には消防隊自身が負傷することもあるため、自分の身を守りながら人命を救助する「スタミナ」と臨機応変に対処するための「判断力」が必要不可欠となるのです。

また、未然に火事や災害を防ぐため、実際に起ってしまったら被害を最低限に留めるため避難訓練や人命救助の指導などを消防士は正義感を持って行います。

消防士の苦労ややりがい

消防士は日頃の訓練や火事や災害が実際に起きた際の救助活動など、非常にハードなものとなっております。

時には消防士自らが命の危機に晒されることがあるため、体力面はもちろんのこと精神面でも大きな負担を感じることがあります。

しかし、街の安全や人命を守るためには消防士が必要不可欠です。

そのため、火災現場などにおいて無事に人命を救助し生還できた際には何物にも代えることのできないやりがいを感じることができます。

高卒から消防士に向いている人の特徴

以下のような特徴を持つ人物であれば、高卒から消防士になるのに向いているといえるでしょう。

正義感が強い人

消防士の仕事は人の命を救うことなので、正義感が強い人が向いているといえます。

ときには危険な現場もあるので、そういった際にも負傷者に対して迅速に救助できる行動力も伴っているといいでしょう。

「困っている人を助けたい」思いが強い人であれば、やりがいも感じられます。

臨機応変に判断できる

災害現場は瞬間的な判断力がものをいうので、どんな時でも臨機応変に判断できる人に向いています。

またどのような不利な状況であっても冷静に物事を見極められる瞬発性も必要です。

集団行動のほうが合っている

消防士として働く上で集団行動やチームワークは必要不可欠です。

とくに学生時代にチームプレーを要するスポーツをしていた経験がある方であれば適性があります。

基本的に消防士は個人行動をすることはありませんので、単独行動の方が好きといった方には向いていません。

もし個人行動の方が好きもしくは向いているといった場合、ほかの公務員や民間企業の方が向いています。

消防士は高卒でもなれるが、相当な努力と覚悟が必要

今回は高卒でも消防士がなれるのかやなり方、試験内容などについてご紹介してきました。

結論から言うと、消防士の世界では学歴はそれほど重視されないため、高卒でもなれます。

しかし、受験することになる採用試験の難易度によってその後の待遇に影響するため、高卒よりも大卒以上の学歴もしくはそれ相応の知識とスキルが必要となります。

高卒のうちからであれば体力もあるので消防士を目指しやすいといったメリットがありますが、命の危険にさらされるリスクやほかのキャリアへの転職がしにくいデメリットがあります。

本当に自分が消防士になりたいのかをしっかり考えて慎重に決めるようにしましょう。

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