弁理士とは知的剤再建に関する法的な仕事をおこない、おもに特許や商標、意匠を特許庁に申請したりします。
弁理士になるには一般的に弁理士試験への合格が必要であり、合格率は例年6%程度で推移しています。
また弁理士試験には受験資格がなく、学歴や年齢関係なく誰でも受験することができます。
しかし専門的な知識が必要となるため、弁理士試験対策として予備校の講座を利用する方も少なくありません。
弁理士試験の対策講座を提供している予備校や通信講座は多数あるため、「どの予備校が良いかわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、弁理士試験対策講座を取り扱っているおすすめの予備校や通信講座について、カリキュラムの特徴や受講料金などを紹介します。
これから弁理士試験を受験すべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
- この記事でわかること
- おすすめの弁理士試験対策の予備校・通信講座
- 弁理士試験対策の予備校・通信講座を選ぶポイント
- 弁理士試験の日程・受講料について
- 弁理士試験に独学で合格することは可能か
弁理士のおすすめ通信講座6選
ここでは、弁理士試験対策におすすめの通信講座について紹介します。
会社名 | 料金(税込み) | 合格実績 | サポート体制 |
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![]() | 146,520〜215,820円 | 令和6年度合格率:27.08%(全国平均の4.51倍) |
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![]() | 99,000~272,000円 | 2024年度合格者数:16名 |
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![]() | 385,000円~451,000円 | 非公表 |
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![]() | 495,000円~565,000円 | 非公表 |
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![]() | 297,000円 | 非公表 |
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![]() | 158,400円 | 非公表 |
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アガルート
受講料金 | 【2026年合格目標】
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合格率 | 令和6年度合格率:27.08%(全国平均の4.51倍) |
キャンペーン |
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サポート内容 |
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アガルートの弁理士試験対策講座は、合格率27.08%(全国平均の約4.5倍)という実績を誇っており、 初学者でも安心して受講できると評判の通信講座です。
弁理士試験の論文式筆記試験では必修科目とは別に選択科目もあり、選択科目も6科目と合格するためには自分の得意分野を見つけなくてはいけません。
とくに民法は難しいイメージがありますが、アガルートではしっかりと対策することが出来るので安心。
またアガルートはサポート体制も充実しており、分からない部分を聞ける質問制度や月に1回開催されるホームルームにて相談することもできます。
さらにコースによっては合格時に返金制度なども用意されているので、コスパと質のバランスがとれているといえるでしょう。
【2025年最新】アガルートで実施しているキャンペーン情報
セール名 | 受験生応援セール10%OFF |
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割引額 | 10%OFF |
期間 | 2025/08/31(日)23:59まで |
対象講座 |
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キャンペーン詳細 | 弁理士になるにはアガルート! |
また常設で以下の割引制度も用意されています。
これらの割引制度を利用することで、受講料を大幅に節約しながら、質の高い講座を受けることができます。
適用される割引 | 最大20%OFF | 20%OFF | 10%OFF |
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割引制度 |
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例えば、「他校乗換割引制度」では、他の予備校や通信講座で行政書士試験の学習をされていた方を対象に、対象講座を20%OFFで受講できます。
また「受験経験者割引制度」や「家族割引制度」、「友人紹介制度」もあり、それぞれ10%の割引が適用されます。
友人紹介制度では、紹介者には現金1万円のキャッシュバック、申込者には10%OFFのクーポンが発行されます。
これらの割引制度は、すべて購入前に申請が必要です。
各制度の詳細や申請手順については、アガルートの公式サイトで確認できます。
スタディング
受講料金 | 基礎・短答合格コース:79,000円 基礎・短答・論文総合コース:99,000円 【論文添削・個別指導付】基礎・短答・論文総合コース:272,000円 |
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合格率 | 2024年度合格者数:16名 |
キャンペーン |
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サポート内容 |
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スタディングは圧倒的低価格の受講料で受けられる、とにかく費用を抑えたい人におすすめの通信講座です。
「顧客動画満足度」「続けやすさ実感度」「学習満足度」の3つの部門において高い評価を得ており、圧倒的な支持をもたれていると判断できます。
受講料はすでに安価ですが、複数の割引制度が用意されていたり、期間限定の割引キャンペーンが行われているなど、さらに安くするチャンスも。
さらに試験に合格した際にはお祝い金を受け取ることもできるため、モチベーション維持にも役立つでしょう。
また WEBテキストには、初学者でも理解しやすい映像講義、分からない部分を調べるための検索機能、気になる点をメモできるメモ機能など、さまざまな機能が搭載されています。
スタディングはAIサポートもスタディングの特長です。
自動採点を行う問題演習やこれまでの学習内容を記録する機能など、学習しやすい環境をAIが提供してくれます。
TAC
受講料金 | 【2026年合格目標】1.5年本科生:407,000円 【2026年合格目標】
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合格率 | 非公表 |
キャンペーン |
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サポート内容 |
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TACでは、2年半で弁理士試験合格を目指せるカリキュラム(1.5年本科生)と8か月で弁理士試験合格を目指すカリキュラム(8か月本科生)があり、自分の勉強ペースに合わせて講座を選べるようになっています。
資格のTACの「1.5年本科生」は初学者や仕事と学習を両立したい方におすすめです。
これは2026年の合格を目指しており、免除制度を利用して1.5年間で合格を目指すプログラムとなっています。
ほかにもTACでは週に1回の受講で合格を目指せるカリキュラムも提供しており、普段時間が取れない社会人でも弁理士試験合格を目指すことができます。
またTACはサポート体制も優れており、リアルタイムで質問できる「メール機能」は学習中の不安や疑問にもすぐに答えてくれるので安心です。
LEC
受講料金 | 【2026年合格目標】1年合格ベーシックコース:415,000円【2025年合格目標】論文&短答対策:183,000円~ |
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合格率 | 非公表 |
キャンペーン |
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サポート内容 |
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LECは2017年から2023年度の弁理士試験において、初回受験合格者のうち4人に5人がLECの受講者であるという実績の高い通信講座です。
とくに 1年間での合格を目指す「1年合格ベーシックコース」は415,000円という業界内でも高めに設定されていますが、早割キャンペーンなどを利用すればお得に入会できるためおすすめです。
また、LECでは合格お祝い金制度や教育訓練給付金対象コースも用意されており、費用を抑えられる工夫はされています。
LECの講座ではh入門講座から論文基礎力完成講座、短答基礎力完成講座という3つのステップで学習できるのも特徴です。
講義を担当するのは業界内で高い人気を誇る有名講師であり、講師が途中で変更されることのない専任制であるため安心できます。
資格スクエア
受講料金 | 【2025年度合格】
【2026年度合格】 |
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合格率 | 非公表 |
キャンペーン |
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サポート内容 |
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資格スクエアはWeb講座に特化したオンライン学習サービスです。
アガルートなどの他のオンライン講座と同様に、移動中や休憩の合間にスマホやタブレットを使って、いつでも講座を視聴できるのが特徴です。
さらに、自分のペースで何度でも講座を繰り返し視聴できるため、「わからないことがわからないまま」になる心配がなく、自分のペースで学習を進めることができるので安心。
資格スクエアの講座を担当しているのは林哲彦氏であり、分かりやすい講義や親しみやすいキャラクター、初学者でも安心できるスピード感などにおいて評価を得ています。
じっさい講師満足度は驚異の96.4%に達しており、口コミでも多くの高評価が寄せられています。
さらに、WEB機能も充実しており、分からなかった部分をワンクリックで質問でき、返答も業界最速クラスとなっています。
代々木塾
受講料金 | 青本第22版講座:88,000円 2024論文事例問題講座:48,400円 |
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合格率 | 非公表 |
キャンペーン | なし |
サポート内容 | 質問制度 |
代々木塾は、昭和56年に設立された歴史ある学習塾です。
代々木塾は弁理士試験に特化した受験機関であり、通学コースと通信コースのいずれかを選べます。
現役の弁理士である塾長から通信コースでも「生講義」を受けられるのが特徴で、設立以来40年以上にわたり、弁理士試験に挑む人々からの厚い信頼を得てきました。
板書を使用せずとも理解できるように詳細な解説が記載されたテキストを使っている点も初学者にとっては安心できる点にあたるでしょう。
文章と講義を通じて基礎知識を身に着けることを重視しており、答案作成能力や題意把握能力に結びつけられるようになっています。
個別指導の料金が比較的安価に設定されている点も評価されるべきポイントだといえるでしょう。
弁理士講座を選ぶポイント6つ
ここでは、弁理士講座を選ぶ際のポイントについて紹介します。
ポイント➀受講費用
弁理士の通信講座を選ぶ際にはまず、受講料や入会金などの費用を比較するといいでしょう。
各社の弁理士講座を比較すると20万円台~30万円台の講座が多く見受けられますが、金銭的に余裕がない方や社会人にとっては少々手を出しにくいといえます。
また、弁理士は難関資格であるため、一発合格を目指すのではなく、長期的に資格取得を目指すことを考慮しなければいけません。
今回紹介した通信講座の中で費用を比較すると、スタディングが業界内で圧倒的に安価であることがわかります。
ただし、質問サポートなどのフォロー体制が整った通信講座を探している場合は、サポート内容と価格のバランスが良い講座を選ぶことが重要です。
ポイント②サポート体制
講座を選ぶ際はサポート体制もチェックしておくといいでしょう。
各社のサポート内容はさまざまであり、重要な論文添削や困った際に相談できる窓口が充実しているところであれば初学者にとって安心材料となるでしょう。
特に弁理士試験は学習範囲が広く、理解が不十分な部分が出てくることが避けられないため、放置してしまうと試験当日までモチベーションを維持するのが難しくなるリスクがあります。
今回紹介した通信講座のなかだと「資格スクエア」「アガルート」「TAC」の3社は個別相談や論文添削のサポートが含まれているためおすすめです。
ほかにもLECの添削指導はオプションとなっており、追加費用が必要ですが、予備試験を高得点で合格した講師から直接指導を受けることができます。
スタディングはコストパフォーマンスを重視し、Web完結を売りにしているため、サポートを重視する方にはあまりおすすめできないといえるでしょう。
ポイント➂合格実績
合格実績の高さを基準に通信講座を選ぶのもひとつです。
なぜなら合格実績を公表しているということはそれだけで高品質な講師陣が揃っていること、講義内容が充実していること、サポート体制が整っていること、そして試験対策がしっかりと行われていることを示しているからです。
合格実績を確認する方法としては、合格率の高さ・合格者数の多さ・全国合格者数に対する割合などがありますが、通信講座によってその公表方法はさまざまです。
非公表だからと言って低品質であるとはいえませんが、実績のある通信講座を選ぶ方が合格への効率的な学習方法やカリキュラムに触れられる可能性が高いでしょう。
ポイント④返金制度の有無
弁理士試験対策講座の受講費は決して安くないため、返金制度や合格お祝い金などの特典が用意されている通信講座がおすすめです。
返金制度は通信講座によって割引率は異なりますが、代表的なものとしては以下のものが挙げられます。
合格お祝い金 | 試験に合格することで、指定された方法でお祝い金が贈呈される制度。現金のこともあれば、Amazonギフトカードのようなケースもある。 |
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返金制度 | 受講費の一部、もしくは全額返金される制度。 |
教育訓練給付制度 | 合格することで受講費の一部が返還される制度。受講費の20%が返還されるのがほとんど。 |
ポイント⑤教材・講義の質
講座を選ぶ際には、教材と講義内容を十分に確認することが重要です。
通信講座によって教材は大きく異なり、文字主体のテキスト・フルカラーテキスト・イラストや図解が豊富なテキストなどさまざまです。
とくに初学者の場合は講師陣が作成したオリジナルテキストや、図や表、イラストが豊富に含まれているものがおすすめ。
また、講義内容については担当する講師陣の評判や、どの分野に重点を置いているか、インプットとアウトプットの比率など、さまざまな視点から比較してみることが大切です。
合格実績が豊富な講師が在籍している講座や講義時間が細かく区切られている通信講座は特におすすめです。
ただし、講師陣が優秀だからといって合格が確定しているわけではないので、自分と講師・講義との相性も考慮しておくこと大切です。
弁理士になるには?受験資格やなり方・向いている人の特徴を紹介
弁理士が独学だと難しいといわれる理由
弁理士試験を受験する上で、気になるのは独学でも合格できるのか、予備校などに通う必要があるのかという点です。
結論から言えば、弁理士試験に独学で合格することは不可能ではありませんが、ほぼ困難と言えます。
ここからは、弁理士試験に独学で合格することが難しい理由について見ていきましょう。
理由➀法律を学んだ経験がないと難しい
弁理士資格は国家資格であり、国家資格の中でも難易度が高いため、基本的に独学での受験は難しい傾向にあります。
ただし、過去に法律を学んだ経験がある場合には、独学で試験対策ができる人もいるでしょう。
例えば、大学の法学部出身者や、ほかの法律系国家資格取得者などのケースです。法律は、解釈が難解なため、初学者が独学で理解することは容易ではありません。
法律の解釈の仕方や、試験の出題意図・論点を正確に読み解くには、時間も経験も必要になります。
そのため、法律を学んだ経験がまったくない場合は、独学での弁理士合格は難しいと考えておきましょう。
予備校や通信講座を活用して、プロのサポートを受けながら効率良く勉強することをおすすめします。
理由➁論文式試験・口述式試験の対策が独学では困難
弁理士試験では、5肢択一で正答を選ぶ短答式試験に加え、自身の言葉で解答しなければならない論文式試験と口述式試験も受験しなければなりません。
論文式試験や口述式試験は、問題に対する正答力に加えて解答を論理的に記述できる論述スキルが必要になるため、独学で対策することは困難です。
例えば、過去問に挑戦してみても、論文式試験の解答が正しく記載できているのかを判断することができません。
そのため、短答式試験はクリアできても、論文式試験や口述式試験で不合格になる可能性があるため、独学よりも予備校や通信講座で添削・指導を受けることをおすすめします。
弁理士試験の難易度は高い?他資格とのランキング比較や合格率・偏差値・勉強時間の目安について解説
弁理士とは
弁理士とは知的財産の専門家として主に特許出願に関する書類の作成や申請の代理を行う職業です。
そもそも知的財産とは小説や音楽、絵画などの著作物や、企業のブランドロゴなどの商標を含む、「人間の知的活動によって創出された、経済的価値を有するアイデアや創作物」を指します。
弁理士はそこで知的財産に関連する法律の専門家として、権利侵害の防止や保護に関するさまざまな手続きを担当します。
弁理士が勤務する場所にはおもに特許事務所や企業の知的財産部門が挙げられます。
ほかにも、特許事務所や企業での経験を活かして独立開業する弁理士も存在します。
弁理士試験について
弁理士試験の概要を下にまとめました。
受験資格 | 特になし(年齢・国政・学歴による制限なし) |
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合格率 | 6%程度 |
年間試験回数 | 1回 |
受験料金 | 12,000円 |
願書提出 | 3月中旬~4月中旬 |
受験票発送 | 5月上旬~中旬頃 |
短答式筆記試験 | 5月中旬~下旬 場所:東京・大阪・仙台・名古屋・福岡 |
論文式筆記試験 (必須科目) | 6月下旬~7月上旬 場所:東京・大阪 |
論文式筆記試験 (選択科目) | 6月下旬~7月上旬 場所:東京・大阪 |
口述試験 | 10月中旬~下旬 場所:東京 |
合格発表 | 6月上旬(短答式) 9月中旬(論文式) 10月下旬~11月上旬(最終発表) |
弁理士試験は年に1回、願書提出を含めると3月~11月まで半年以上をかけて長期間行われます。
試験の種類は短答式・論文式・口述式の3種類です。
また、受験資格は特に定められてなく、年齢・学歴・性別に関わらずだれでも試験を受験できます。
ここでは、それぞれの試験ごとに詳しく試験内容をご紹介します。
短答式試験
短答式試験ではおもに特許・実用新案・意匠・商標・工業所有権に関する条約・著作権法・不正競争防止法などから、5肢択一式の問題が60問出題されます。
全体の65%以上の正答率で合格となっています。
また5分野に分かれている問題に対して各分野で最低40%以上正解する必要があるため、入念な準備が必要です。
論文式試験
論文式試験は特許・実用新案・意匠・商標の必須3科目に加え、法律や理工科目の内1科目選んで回答する試験です。
法律の知識だけでは対処できない仕事を担当することも珍しくないといった背景から、選択科目として理工系科目からも選べるようになりました。
必須科目の合格基準は100点満点で平均54点程度ですが、47点未満の科目があると不合格になるため注意が必要です。
論文式試験では不得意科目を作らないようにするのが試験突破のコツとされています。
また論文式試験は2時間と1.5時間の2種類あり、日頃から時間内で論文をまとめる練習をしておくことも大事です。
口述式試験
口述試験は特許、実用新案・意匠・商標の3科目から口頭で出題される面接方式の試験で、2科目以上の答えが不十分だと不合格となります。
合格率が96.4%と高めですが油断は禁物です。
なぜなら、これまでの試験形式(ペーパー試験)と違い、試験官2名と問答すること、1科目10分という制限があるなど普段とは違うシチュエーションだからです。
質問に対して正しくこたえられるよう、模擬面接や第三者に観てもらうなど面接慣れをしておくと安心できるでしょう。
弁理士の選択科目の内容と選び方は?免除を受けられる科目もある?
弁理士試験の難易度は高い?他資格とのランキング比較や合格率・偏差値・勉強時間の目安について解説
弁理士試験の難易度・合格率
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和6年 | 3,160人 | 191人 | 6.0% |
令和5年 | 3,065人 | 188人 | 6.1% |
令和4年 | 3,177人 | 193人 | 6.1% |
令和3年 | 3,248人 | 199人 | 6.1% |
令和2年 | 2,947人 | 287人 | 9.7% |
弁理士試験は短答式・論文式・口述式の3つの試験に分かれています。
それぞれの合格率と特徴についてまとめると以下の通りとなります。
試験(試験日程) | 特徴 | 合格率 |
---|---|---|
短答式 |
| 10%~18 % |
論文式 |
| 25%程度 |
口述式 |
| 90%以上 |
弁理士の平均受験回数
弁理士試験の合格者の平均受験回数は以下の通りで、平均3~4回受験して合格する方が多い傾向にあります。
年度 | 平均受験回数 |
---|---|
令和5年(2023年) | 2.8回 |
令和4年(2022年) | 3.4回 |
令和3年(2021年) | 3.7回 |
令和2年(2020年) | 4.0回 |
令和元年(2019年) | 4.0回 |
平成30年(2018年) | 3.7回 |
平成29年(2017年) | 4.2回 |
参照元:特許庁『弁理士試験 過去の試験結果』
また、短答式試験合格後、同試験は2年間免除されます。
そのため、同年にすべての試験に挑戦するのではなく、2年の免除期間を活して、数年かけて合格を目指す方が多いです。
弁理士試験の難易度は高い?他資格との比較や合格率について解説
他の難関国家資格と弁理士試験の難易度を比較
ここでは、弁理士試験とほかの難関国家資格との難易度を比較します。
国家資格 | 合格率 |
---|---|
弁理士 | 6~9% |
司法書士 | 3~4% |
司法試験予備試験 | 約4% |
社会保険労務士 | 4~6% |
土地家屋調査士 | 8~10% |
行政書士 | 10%前後 |
宅建士 | 15~17% |
税理士 | 約20% |
弁護士(司法試験) | 30~40% |
上記の表からも分かるように司法書士の3~4%、社会保険労務士の4~6%に次いで、弁理士の合格率は6~9%でした。
他の難関国家資格の合格率と比較しても、弁理士の難易度はトップレベルに高いことが分かります。
ただし、単に合格率だけを見て難易度を判断できません。
資格によって試験制度は異なり、予備試験が必要な資格もあるので万全の対策が求められます。
ここでは、弁理士試験とほかの難関国家資格の難易度や理由について紹介しますので参考にしてみて下さい。
弁理士試験の勉強時間の目安
弁理士試験の勉強時間は初めて弁理士の勉強をする方で3,000時間必要と言われています。
1年で弁理士になるには、少なくとも1日に8時間以上勉強しなくてはなりません。
厳しさから試験勉強を途中で断念してしまう方も少なくないようです。
弁理士と相性の良い資格
弁理士は知的財産の保護を主な業務としていますが、他の司法資格は民事や刑事など、各分野の専門家にあたります。
弁理士に類似した法務・司法系の資格には他にもあるため、法律に興味がある方はダブルライセンスとして取得することをおすすめします。
司法書士は財産や権利を守る専門家であり、主に書類の作成と手続きの代行を行い、不動産の名義変更などが主な業務です。
行政書士は夫婦間や近隣のトラブルなど、当事者同士で解決できない問題の仲介役を担います。
司法書士と同様に書類作成と手続き代行が主な業務です。
上記の資格は法律科目などの試験範囲が弁理士と重なる部分があり、仕事内容も近い点があるため、ダブルライセンスとして取得する人も多くいます。
ダブルライセンスを取得することで年収の向上やキャリアの向上も目指せるメリットがあるのでぜひチャレンジしてみて下さい。
アガルートの弁理士試験講座の口コミ・評判は?料金・合格実績など徹底解説
弁理士資格を取るならアガルート
今回は、弁理士試験対策講座を取り扱っているおすすめの予備校や通信講座について、カリキュラムの特徴や受講料金などを紹介してきました。
そのような方はアガルートの通信講座がおすすめです。
アガルートは難関国家資格を専門に扱う通信講座で、難しい資格試験でも高い合格率を誇ります。